ジョゼフ・ルナールがパリ七区にあるパレ・ブルボン広場に愛用の革工具を置いたのは、100年近く前のこと。工具はまず彼の息子に、そしてその後は職人たちに代々受け継がれることになります。
親密で時間を超越したこの場所で、濫用され、おざなりに扱われることがままある「リュクス(贅)」という言葉がその真価を発揮しています。アトリエの扉を押しあけてひとたび中に足を踏み入れれば、そこには創造と情熱、そして素材とそれを扱う職人たちへの敬意に満ちた雰囲気に包まれます。
アトリエ・ルナールのスタッフを今なお駆り立てているもの、それはクリエーションに対する変わらぬ情熱です。
ブリジット・モントーはレミ・ムニエの協力を得ながら、オーダーメイド、革のクオリティ、インナーレイアウト、デコレーションを追求することでアトリエのクリエーションの多様化を図りました。
伝統のノウハウを継承する時間、あなたのプロジェクトをデザインする時間、ハイクオリティな素材を選ぶ時間、あなたの夢を現実のものにする時間。時間こそ、私たちの価値の中心にあるものです。
アトリエ・ルナールのプロダクトはアトリエがある環境を映し出しています。それは思いがけない驚きを秘めた、ぬくもりのある特別な環境であり、そこでは卓越した伝統のノウハウが革愛好家の高い要求に応えています。
アトリエの内部に足を踏み入れること。それはみずからの意思で、代々受け継がれてきたフランスの優れた職人の技を大事にするという選択をしたことにほかなりません。
「仕事の崇高さは、何よりも人間同士を結びつけることにある」アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
アトリエ・ルナールの革はすべてがハイクオリティ。革の仕入先はフランスの定評のあるタンナーに限られているため、作り出されるプロダクトは一生ものであることはもちろん、美しくエイジングするため、使う人に合わせて味わいを増し、独自の個性を放ちます。
アトリエの設立以来、私たちは特にクロコダイルを始めとする希少な革に情熱を注ぎ、それらにまつわる確かな知見を培ってきました。
マット仕上げのしっとりとした、あるいはソフトな肌触りを好むにせよ、グレージング仕上げの自信あふれる自然なエレガンスを好むにせよ、クロコダイルは製作するにも心地よく、バッグとして手に持つのも美しい、耐久性のある素晴らしい革です。